茨城に帰る?帰らない?座談会
さあ、就職活動だ。
その時、茨城県出身のあなたは地元に帰る?帰らない?
茨城県出身で、都内の大学で学ぶ大学生3人に集まってもらい、
それぞれの考えを話してもらいました
※内容は2015年8月現在のものです
参加学生
菅谷 晋作さん
大東文化大学 法学部4年
私立茨城キリスト教学園高等学校出身
中学から剣道をはじめ大学では剣道サークルに所属。2段の腕前。県内の金融機関に内定が決まっており2016年4月に就職予定。
川上 理奈さん
東洋大学 社会学部3年
私立東洋大学附属牛久高等学校出身
大学ではテニスサークルに所属し、ボランティア活動にも積極的に参加。茨城にUターンするかどうかは正直悩んでいる。
増田 詩さん
日本大学 文理学部3年
茨城県立下妻第一高等学校出身
物理学科で毎日研究に追われながらも、地元の市役所か県庁で働くことを目指し公務員試験対策にも余念がない。
卒業後は茨城県に帰って就職?
川上
私は、戻りたい気持ちもあるんですが、正直、東京に住みたいという気持ちもあって迷ってます。
菅谷
それは、東京が楽しいから?
川上
東京の大学に行くのは憧れでしたし、卒業後も漠然とそのまま住むんじゃないかなっていうイメージがあったりして。
増田
今は東京に住んでいるんですか?
川上
いえ、1時間半くらいかけて茨城の実家から通ってます。東京の大学には行ったものの、まだ完璧には東京に行き切れてないといいますか…。それも、決断できない原因かもしれません。
増田
最終的にやりたいことが茨城で見つかれば地元に帰るという選択肢もあるんですか?
川上
もちろんです。地元は好きですので。増田さんは茨城に帰るんですか?
増田
地元復興がやりたいんです。私の地元の商店街はシャッター街になってしまい、過疎化が進んでいます。大学進学で地元を離れた若い人たちが帰ってこないので、どんどん人が減ってしまって。本当はいいところなのに、田んぼと畑しかないところだと思われていて、茨城の良さが全然伝わってないのが悔しくて。
菅谷
だから公務員になって県の良さを伝えたいと?
増田
そうなんです。茨城をもっと売り出したいんです。
川上
何でそんなに地元が好きなんですか?
増田
多分、人柄が好きなんだと思います。何をしていても気にかけてくれる優しさがあるんです。ただ駅から歩いてきただけでも、「どこいくの?」って声をかけてくれたりとか。そういうところに温かさを感じるんです。
川上
確かにそういうところはありますよね。悪いことはできませんね(笑)
増田
菅谷さんは、もう来年4月から地元で働かれるということですが、最初からUターンを考えていたんですか?
菅谷
やっぱり実家を出て一人暮らしをして、改めて地元はいいなと思ったのがそもそものきっかけです。だからもう大学1年の時には地元に帰ろうと思い始めていました。東京は確かに地元にはないような面白いところも多いですが、毎日行くわけではありませんしね。増田さんは、地元に帰るつもりで進学したんですよね?
増田
そうです。だから就活も都内の企業は全然考えていません。ところで川上さんは、何にそんなに迷っているんですか?
川上
東京は人が多い分、今まで関わったことがないような人もたくさんいて、自分と考え方の違う人との出会いは魅力だなと思い、迷いはじめちゃいましたね。でも一方で「地域に貢献したい」という気持ちはあって、先日は、大学のゼミの活動で観光コースをつくるために日立市に行ったりもしたんです。
増田
観光コースづくり?
川上
そうです。自治体と一緒に地域の魅力をもう一回見直すんです。
菅谷
なるほど。
増田
私、市や県で観光や地域活性をやりたいので、それすごく興味あります。
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは労働政策課です。
- 2021年8月27日
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